国内スタートアップサービス比較~図面管理編~

みなさんこんにちは!
今回は国内スタートアップサービスの比較と機能を解説したいと思います!
その中でも今回取り上げるのは、図面管理に特化したサービスを紹介します!
 
 

目次

図面管理に関する課題
サービスの機能紹介と比較
  1. SPIDER PLUS
  1. PRODOUGU
  1. 図面管理サービスby CADDI
最後に
 

図面管理に関する課題

図面管理に関する課題といえば、紙媒体で作成保管されており、その検索や複数人での共有が難しいことが挙げられます。例えば工事現場の図面でも紙ベースで作成されたものが一つの現場に対して何枚も造られ分厚くファイリングされていることが特に建設業界ではまだまだメジャーです。
 
そんな課題を解決するのがクラウドベースの図面管理サービスです。
今回は3社のサービスを取り上げその機能を紹介し、比較してみたいと思います。
 

サービスの機能紹介

  1. SPIDER PLUS
 
株式会社レゴリスが提供するSPIDER PLUSは建設現場に特化した図面管理アプリです。
特徴はその機能の豊富さです。ただ単に図面を写真に撮ってクラウドで保管するだけでなく、
 
・エクセルベースの帳票出力や記入転記機能
⇒図面から報告書までの転記がアプリ内で完結
・図面へのスタンプ機能
⇒重機や重要箇所など追記したい事項があればその場でスタンプ形式で記入が可能
・書き込み権限の割り当て
⇒セキュリティ機能も完備、さらに個人が何をいつ書き込んだかの履歴も参照できます
 
まさにオールインワン型の図面管理アプリというのが印象的です。タブレットにインストールすれば建設現場での使用が可能ですね。
導入企業数は1200社と2018年の導入社数150社から急成長しています。
 
さらに2018年に資金調達も行なっており、図面や現場の写真管理に関することならこれ一つで完結してしまうのが強みでしょう。
 
 
  1. PRODOUGU(プロドウグ)
 
次に紹介するのは、株式会社KENTEMが提供するPRODOUGUです。
こちらは、パソコンとipadをクラウドで接続することができ、現場の人間と社内の人間が同期してその図面管理を進行することができます。
 
注目する機能としては、
・断面図切出機能
⇒検査のための配線や設計に関連する断面図の切り出しを自動で行う
 
・配筋検査
⇒鉄筋コンクリート造建物の工事において、鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。この配筋検査において図面からどこを検査するべきなのかなどの情報の表示が可能。さらに問題点があれば、それを入力すると是正指示書まで作成されます。
 
・帳簿出力、写真保管
⇒もちろん帳簿への出力や写真保管など基本的な管理機能も備わっています。
 
印象では、工事のための検査に関する機能が豊富でまさに現場に特化したサービス機能ですね。
PCと連携しているのも魅力の一つです。
 
  1. 図面管理システムBETA by caddi
最後に紹介するのはキャディ株式会社がベータ版として提供し始めた図面管理サービスです。キャディと言えば製造業の加工品受注と発注サービスの印象が強いですよね。
そこで絡んでくるのが図面です。キャディのサービスでは最初に顧客から図面データを受け取り最適業社へ発注をかけるので、図面管理サービスは相性が良さそうですよね。
 
 
 
まだベータ版として提供されていますが、キャディの主力サービスと相性が良い機能は、図面から判断する調達最適化です。
過去の類似図面から判断して調達する部品や材料の発注最適化を行います。
もちろん図面管理の基本的な機能は保有しており、クラウド上でデータやナレッジシェアが可能です。

最後に

いかがでしたでしょうか?オールインワン型から検査に特化したもの、また建設業だけでなく製造業でも使用可能なサービスを紹介しました。
紙媒体から電子化へと移行が進んでいますが、まだまだ移行しきっていないのが現状ですね。