建材のUber!課題解決に向けて

建築資材の配送は稼働率が低く、さらに現場では不足がなるべく発生しないように、必要量よりも多く資材を発注しておき、残ったものは廃棄するなど、建材の保有は環境に悪影響を与えてきました。
これらの問題が一挙に解決できる可能性を秘めている建材のUber、建設業向け共同配送システム「matery」をご紹介します!
 

もくじ 建材を取り巻く課題 「matery」   活用方法   価格 「matery」や「HUB&STOCK(ハブアンドストック)」の掛け合わせで実現可能な新たな建設業界の常識

 

建材を取り巻く課題

建設資材の配送は、稼働率が低いことが問題視されてきました。これは、急な配送や少数の建材を積んで大きなトラックで配送するなど、非効率が発生していたためです。

「matery」

そこで、mignはスマートフォンからドライバーのGPSデータを取得することで、建設資材のUberのようなシステム「matery」を提供し、これらの問題を解決しています。
建設会社は、共同配送により配送にかかる費用と時間を削減することができます。また、ドライバーは、複数の現場を一度に配送することで、より多くの収入を得ることが可能です。
活用方法
①建設会社とドライバー(配送業者や地域住民など)がmateryアプリを登録をする。
②建設会社は、配送情報(配送元と配送先、配送する対象物の画像の添付、サイズ、納期、料金等)をアップロードして、ドライバーを募集します。
③ドライバーは、対応可能な案件に応募し、条件(時間や料金等)を提案します。
④建設会社は、応募のあった複数のドライバーの提案を比較し、応募者を決定します。
⑤ドライバーは集荷・配達を行います。
⑥完了後、お支払いをします
「matery」は建築業、土木業だけでなく、製造業、不動産業、運送業などへの活用も期待されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000100410.html
価格
参考価格は以下ですが、実際の費用は面談や見積を経て決められるようです。
SaaSの導入費用 8,000ドル(約100万円)
メンテナンス費用 350ドル(約5万円)
https://www.mign.io/about
 

「matery」や「HUB&STOCK(ハブアンドストック)」の掛け合わせで実現可能な新たな建設業界の常識

「matery」は建材の配送の構造をさせることで建材配送、あるいは建材事態の無駄をなくすことが可能になるはずです。
同時に、建材アウトレット「HUB&STOCK」は建材ロスとしてこれまで廃棄されてきた建材の保管や再資源化を目指し、廃棄をへらす活動をしています。
これらサービスを活用していけば、建材の配送・利用の合理化が進むでしょう。