FD申請って知ってる?

皆さんFDってなんのことかわかりますか?
FD⇒これはフロッピーデスクの略称です。今はほとんど目にすることもなければ、聞くこともないかも知れません。
しかし、建設会社では10年前にはフロッピーデスクが当たり前に使われる時代でした。
今回はニュースとなった国や自治体におけるFD申請の課題を見ていきます。
 

目次

FD申請って?
FD申請の現状課題
今後
 

FD申請って?

FD申請。国や自治体に届け出を提出するときの媒体として少数ですがFDが利用されています。建設では、国土交通省が所管する建設業許可の手続きにおいて見直しが求められています。
時代に合わせてHDDやSSD、そもそも実体のある媒体でないクラウドストレージサービスなどの活用への移行が求められています。
しかしながら依然として多くは紙媒体で、時代遅れが叫ばれています。

FD申請の現状課題

現状課題としてあるのは、FD申請が少数であるにもかかわらず法定の定める規定においてそれが数十年にわたって残っているからです。
つまり、FDで管理保存する会社はほとんどないため代わりの電子媒体が使えない。そのため紙媒体の申請が多数となってしまっているのです。
電子媒体も時代と共にその形態と実態を変えますので、それに合った法定の見直しが必要なのです。
デジタル庁が発足されたことから、デジタル移行の動きが加速しているようですが、皆さん感じるのは役所の手続きはなぜ紙媒体なんだ!と言うことではないでしょうか?FDやCD ROMなどはもう使っていないよ・・・なんて企業や個人がほとんどかと思います。
 
中には申請のためだけにFDやCDROMを取り扱っている通販サイトで購入する企業もあるのだとか。

今後

今後期待される動きとして、デジタル庁はその他、行政手続きのデジタル化を阻害する法案が国会に提出されないようチェックする「デジタル法制局」の設置を行いました。また、今後クラウドベースで保管する動きも見られています。
データの保管は紛失のリスクもあります。どのように管理・統率されるのかが問題ですね。