AIを用いた建築デザインの効率化と量産

みなさんこんにちは、最近言葉でさした絵をAIで描写する、画像生成AIStableDiffusionが流行していますね。
今回は建築業界においてもデザイ領域においてAIによる効率化と量産が進んでいます。
今回はAIで建築デザインを加速する例をご紹介します。
 
 

目次

AIで外観デザインを生成
AIで間取り図を生成
これからのデザイナーと建築士
 

AIで外観デザインを生成

大林組がスタートアップ企業の米Hypar(ハイパー)による設計プラットフォーム「Hypar」を日本に最適化しました。
ここで可能なのは、1秒で40枚のペースでファザードデザインを出力します。
ファザードデザインとは、店舗の正面の外観のことでファザードとはフランス語で顔を意味します。その文字通り店舗での顔となりますので、店舗デザインにおいて重要な役割があります。
仕組みとしては既に存在する建築デザインを教師データとして学習してあり、その学習モデルに基づいて新たなファザードデザイン候補を出力します。
またそのデザインから3次元データに起こすことも可能で、これらの技術は特許が取得されています。
 

AIで間取り図を生成

今では、間取り図もAIで生成することが可能です。これには最新ではGAN(敵対性ネットワーク)が使用されていて、学習された特徴から実在しないデータを生成することが可能です。
よって間取りをGANによって生成し、与えられた区画に対して自由に間取りを変化させ、その中に制限もつけることが可能です。
制限や制約がある中での間取り図の変形は、学習データからGANでさまざまなものを作り出すことが可能です。
 

これからのデザイナーと建築士

AI技術による効率化や量産が進んだ今、デザイナーや建築士に求められることはなんでしょうか?
もちろん使用するAI技術についての理解はトラブルやデザイナー、建築士のオリジナリティを創出するためには必要不可欠であります。
AIは魔法ではなく、あくまでの手段であり、全てが完璧にいくとは限らず過信しすぎないのがポイントです。
また、ヒトにしかできない顧客からの要望の反映や対話から得られる隠れたニーズを引き出し反映するのも人間の仕事です。
 
効率化や量産のための技術はあくまで道具でかなく、お客さまに満足いただくことが基本的なことですね。