多様化する住宅

みなさん、こんにちは。今回は、住宅に関する記事を書きたいと思います。日本の住宅が昔からの様式から、現代ではどのような住宅が好まれているのか、多様化する住宅について考えてみたいと思います。
 

目次

多様化する住宅のトレンド
新しい価値観に合わせた住宅の需要
 

多様化する住宅のトレンド

  1. 持続可能性に配慮した住宅
  1. 家族構成やライフスタイルに合わせた住宅
 
環境問題への意識が高まる中、持続可能性に配慮した住宅が注目されています。具体的な取り組みとしては、太陽光発電や断熱材の使用など、省エネルギー化が挙げられます。また、最近では、家庭での食品ロス削減に取り組むため、自家製野菜を育てる「菜園住宅」が注目されています。菜園スペースを確保した住宅で、家庭菜園を楽しみながら、健康的な食生活を送ることができます。
 
家族構成やライフスタイルに合わせた住宅も、注目されています。例えば、家族が多い場合には、間取りや収納スペースに工夫を凝らした「多世帯住宅」が人気です。また、シングルライフを送る人には、一人暮らしに最適なコンパクトな住宅や、シェアハウスなど、様々な選択肢があります。
 

新しい価値観に合わせた住宅の需要

高齢化社会に合わせて住宅へのニーズも変化してきました。例えばいわゆる団塊世代と言われる世代は約800万人います。その世代が後期高齢者となり、年金や少子化問題が大きくなるのが2050年問題です。
超高齢化社会の中で、サービス付き高齢者向け住宅が増えています。国土交通省や厚生労働省によって国土交通省・厚生労働省が所管する「高齢者の居住安定確保に関する法律」の改正によって創設された制度で、介護サービスや医療機関との提携によって高齢者の生活を支えることが目的とした住宅です。独立した1Kや1LDKの個室に、キッチンやトイレなどの生活設備が備わっています。また、共同施設として、食堂や浴室、屋内プール、図書室などがあり、高齢者同士の交流の場となっています。
 
厚生労働省によると一般型(介護を必要としない)サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームとの棲み分けは、以下画像のようになっており、
有料の老人ホームと比較するとサポート数は少ないですが、老人ホームと比べて安価に入居できることが特徴です。
しかし、実際は要介護度と住宅とのミスマッチングも多く、要介護度が高いほど一般型のサ高住の場合は十分な介護サービスを提供できないことがほとんどです。
しかし年々老人ホームへの入居が難しく、需要と供給のアンバランスから一般的なサ高住でも要介護度の高い方や認知症の方を受け入れてしまっているのが現実です。
 
将来にはどのような住宅の形が増えるのでしょうか?