建設業界と女性活躍推進
建設業界は、厚生労働省:労働力調査によると女性労働者比率が2020年に16.7%となりわずかではありますが、増加傾向にあります。
一般的に3K労働環境と言われる建設業界、女性が働きにくい業界と言われています。
今回は政府や国土交通省が業界において活躍推進・労働人口割合増加のために行なっている取り組みを紹介します。

国土交通省の取り組み〜女性活躍推進〜
国土交通省が令和2年に発表した取り組みに「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画」があります。
ただ労働者の数を増やすだけでなく、その後定着して継続的な働きができるよう発表された計画です。この計画では三つの目標が掲げられています。
(1)「女性の入職者数に対する離職者数の割合」を令和6年までの間、前年度比で減少させる。
(2)「入職者に占める女性の割合」を令和6年までの間、前年度比で増加させる。
(3)①令和6年までに新計画の内容の認知度100%を目指す。②令和6年までに都道府県単位で活動している団体の「建設産業女性定着支援ネットワーク」への加入をすべての都道府県で目指す

参照:国土交通省
建設業界への女性定着支援ネットワークは、2022年現在で、登録団体:43団体 構成人数:約5,000人。定着した労働を目指すため、活躍推進に取り組む団体の情報発信やセミナーを行なっています。
ただ頭数を増やすふだけでなく、就業してからの継続と定着が必要不可欠ですね。