生コンクリートの廃棄問題
生コンクリートの廃棄問題をご存知でしょうか?
建設現場に運ばれた生コンクリートの一部が使われずに廃棄され、余った総量は10年以上前から改善されていません。
今回は生コンクリートの廃棄に関する問題と施行されている施策をご紹介します。

なぜコンクリートは余るのか?
入念に発注数や発注量を計画していても実際の工事現場で使われる量と誤差が生じることがあります。このため生コンクリートが余ってしまうのです。
また工事の最後で足りないという状況を防ぐために少し多めに注文しておく場合もあります。
この余ったコンクリートは、「戻りコン」「残コン」と呼ばれ処理に困ってしまいます。
このコンクリートは余れば生コンクリート業者に持って帰ってもらうのが主流です。しかし、その再利用方法や廃棄方法が長年問題とされています。
再利用方法としては、余ったコンクリートを固めて2次製品として売り出す方法があります。
しかしこれは生コンクリートの業者や工場では行われていません。
他に廃棄としては、現場にコンクリートを撒き砕いて廃棄物として処理します。しかしこれは廃棄物処理業者に委託する必要がある他廃棄料金がかかってしまいます。